コラム
2026/03/03
意外と知らない?「バイオプラスチック」と「バイオマスプラスチック」は違います!
目次
「バイオだからいい」で終わってない?

コバレジくん
「この容器は『バイオ○○』です」って書いてあったら、なんだかすごく環境によさそうな気がしちゃうレジ~
たしかに「バイオ」ってつくと、なんか自然っぽくてよさそうに見えるよね。
でもね、「バイオプラスチック」と「バイオマスプラスチック」って、「どういう風に環境いいのか」という部分で、けっこう大きな違いがあるんだ。

HP担当者
「バイオ」という言葉が入っているだけで、「自然由来っぽい」「エコっぽい」という印象を持ってしまいがちです。
でも実際は、「どういう原料からできているのか」「どうやって処理されるのか」といった点で、かなり違いがあるんです。この違いをちゃんと知らないままだと、せっかく環境にいい素材を使おうとしても、逆にズレた選定になってしまうことも。
だからこそ今、この“似て非なる言葉”の違いを、しっかり整理しておきましょう!
実は違う!「バイオプラスチック」と「バイオマスプラスチック」の定義

まず前提として、環境省の整理では「バイオプラスチック」という言葉は包括的な概念として使われています。
具体的には、
- バイオマス由来のプラスチック
- 生分解性をもつプラスチック
- その両方を兼ね備えたプラスチック
これらをまとめて「バイオプラスチック」と位置づけています。
この考え方は、欧州の業界団体(European Bioplastics)でも同様です。
つまり、
原料が石油由来であっても、生分解性をもっていれば「バイオプラスチック」に含まれる
という整理になります。
では、なぜ混乱が起きやすいのでしょうか。
ポイントは、日本では「バイオマスプラスチック」という言葉が、より限定的な意味で使われていることにあります。
日本バイオマスプラスチック協会(JBPA)では、「バイオマスプラスチック」という言葉について
「バイオマスを原料の一部または全部に使用したプラスチック」
と定義しており、重視しているのは原料の由来が再生可能資源かどうかという点です。
たとえば、
- サトウキビ由来のPE(バイオPE) → バイオマスプラマーク認証の対象
- 石油由来のPBAT → 生分解性があっても、バイオマスプラスチックには該当しない
という扱いになります。
同じ「バイオ」とついていても、「どの性質を指すか」はバラバラ。これは、国際的に用語が統一されていないためであり、素材の実態をきちんと把握することが重要です。

HP担当者

コバレジくん
バイオプラスチックって言っても、使い方とか意味がけっこう変わってくるレジね~
図解で理解!「植物由来」と「生分解性」の二軸分類図

このように、「バイオ」といっても「植物由来なのか」「生分解性があるのか」で分類が変わってきます。多くのバイオマスプラスチックは非分解性ですが、分解性素材と組み合わせたり、添加剤で機能を持たせる技術も進んでいます。
こうやって例を図にすると、違いがパッと見えますね。ラベルや一行キャッチではわかりにくい違いです。

HP担当者
まとめ:違いを知れば、選定の精度が上がる
素材選定の現場では、環境に配慮したいという想いから「バイオ」と名のつく素材に注目が集まります。ただし、そこで気をつけたいのが「言葉の印象だけで判断しないこと」。今回見てきたように、「バイオプラスチック」と「バイオマスプラスチック」は似て非なるもので、それぞれ定義や評価軸が異なります。

コバレジくん
"バイオ"って言葉がつく素材は、どんな使い方でも環境にやさしいって思ってたレジ…
実際には、“原料が植物由来かどうか”や“生分解性があるかどうか”を見極める必要があることが分かったね。さらに、その素材がどこで使われて、どう処理されるかも重要なんだ。

HP担当者
たとえば、バイオPEのように汎用PEと一緒にリサイクルされやすい素材もあれば、PLAのように専用の堆肥化設備がないと分解されない素材もあります。「バイオ=万能」ではなく、自社の用途や処理インフラに合った選定が求められるのです。
「この素材、本当にうちの用途に合ってる?」
「生分解性っていうけど、処理施設はある?」
そんな視点を持てるかどうかが、選定の精度を大きく左右します。

コバレジくん
“バイオ”って言葉に振り回されないって、素材選びではすごく大事なんだレジね~! これからは、“何がどうバイオなのか”って、自分の目で見て考えるレジ!
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